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本当ややこしいね〜NY州のライセンス規定

September 9, 2015

私がアメリカ・NYの鍼灸大学にてインターナショナルコンサルタントとして働き始めて、約2年。

 

この2年で一番強く感じていることは、

 

なんとNY州のライセンス規定がややこしいことったらこの上ない…ということでしょうか。

 

 

そして、大学のすべての人間がその規定について熟知しているわけではない…誰に聞いても、ましてや他の大学に問い合わせても、そして何とNY州に直接問い合わせても、本当に「漠然」「曖昧」とした返事しか返ってこないので、時々大変イライラします(笑)

 

 

 

一番多く受ける日本からの問い合わせパターンは、やはり日本人鍼灸師さんが日本の学位をアメリカにトランスファーすることができるのか否か、という質問。

 

この質問をするときは、質問をする側も受ける側も、気をつけなくてはならないなとすごく感じます。

 

 

日本の鍼灸師さんのプライオリティーが、「とにかくアメリカの(NYの)ライセンスを取ること」なのか「アメリカ鍼灸大学に進学して、マスターディグリーやドクターディグリーなどの学位を取ること」なのか、それとも「その両方」なのか…

 

これらのポイントをクリアに伝えないと、だいぶ大学側の受け答えは変わってきますし、ほとんどのアメリカ人職員はそれらの細かい部分を理解しながら答えを使い分けることはほぼないでしょう…。

 

なぜなら、鍼灸大学であろうがロースクールであろうがどの学校もそうですが、

大学の存在意義は「①どれだけの学生が入学し、②そして学位を取って無事卒業したかであって、その後どれだけの学生がライセンスを取得したのかという部分はあくまでその次なのです。(もちろん卒業生がライセンスを取得するまでのフォローアップはしますが。)でも、それはもっともなことだと思いますし、そのようなスタンスが決して間違っているわけではないです。

 

ですから、もし日本の鍼灸師さんが「NYでライセンスを取るためにこの大学に行きたいと思っているんだけど、どれだけのクレジットがトランスファー可能なのか」と問い合わせたら、

大学側は素直に、「規定としてトランスファークレジットは最大50%のみと決まっている」と答えるでしょう。

この意味は、つまり3年と8ヶ月のプログラムが、せいぜい2〜3年程度に短縮されるということです。

 

でも、上記の質問は「学位を取る」というのがプライオリティーとして大学側に受け取られてしまったケースです。

もしマスターディグリーを取ることが最大目的ならこの会話で問題ないですが。

 

しかしそうではなく、もし「ライセンスを取ることが第一優先」なのであれば、大学に問い合わせるのではなく、

まず必ずNY州の教育省にあるオフィスオブプロフェッションという部署に問い合わせるべきです。

もしくは、もし日本の鍼灸師さんが大学に問い合わせた時に、きちんと自分のプライオリティーがライセンスを取得することであるということを伝えられていたら、大学側はすぐ「ではNY州に直接問い合わせて、足りないクレジットがどの科目であるかがわかれば、その科目だけを大学で履修すればいい」と話してくれるでしょう。

 

 

この大きな違いが、分かりますか?

もしかしたら、日本の鍼灸学校の学位がNY州によってかなりのクレジットを認められたとしたら、

大学側が言っている必要学習期間よりも大幅に短い期間でライセンスを取れる可能性があるのです。

大学側が言っている必要学習期間は、あくまで「マスターディグリーを取得するまでの卒業にかかる期間」です。

もしあなたが学位はいらないがライセンスが欲しい、という人なのであれば、

NY州に、自分の日本の学位を認めてもらい、仮に足りない単位があればどの科目かを教えてもらい、そこで始めて大学に問い合わせて「ライセンスを取るために、このクラスとこのクラスを取りたい」と言えば、そのような方向で進めることができます。

 

もちろんその場合、フルタイムの学生というわけにはいかないことになる可能性が大ですので、もしビザステータスF1学生として受講したい場合は、大学からI20をもらうのではなくて、例えば別の学校(語学学校)などでI20をもらってフルタイムの語学生としてNYに滞在しながら、パートタイムで鍼灸大学に通う…という形になると思います。もちろん履修単位数いによりけりですが。

学生ビザがいらない人(ほかのビザを持っていたり、グリーンカードを持っている人)であれば、この語学学校に通いながらパートで鍼灸大学、という方法をとらなくてもいいですね。

 

しかし、NY州・鍼灸大学とのやりとりだけではまだ足りない。並行して、NCCAOMとも連絡を取っていく必要があります。

なぜかというと、NY州のライセンス取得の条件として、NCCAOMの受験科目(Fundation of Oriental Medicine &とAcupuncture with Point location)に合格しておかねばならないのです。このNCCAOM試験の受験資格は、州のライセンス同様ACOAM認定大学を卒業しているか、海外の鍼灸大学を卒業している人はその学校がACOAM認定大学と同等であると、NCCAOMに認めさせる必要があります。

この作業が、とっても面倒くさいんですね。時間かかります。

運良くNCCAOMに日本の学位が認められて受験資格を得たら、上記の試験を受け、クリーンニードルテクニックコースを大学で受講すれば、NY州ライセンス申請の資格が整います。

(NCCAOMとのやりとりに関しては、また別の回に執筆することとします。)

 

 

 

鍼灸大学やNY州&NCCAOMとのやりとりがチグハグなために、日本人鍼灸師さんがNY鍼灸進出で四苦八苦しているのを何ケースか見ているものですから、私の役割はやはり、このややこしーい部分をできるだけクリアにしていくことなんだなあと感じています。

 

このサイトにも、もっと有益な情報を少しずつ載せていかないとなー…ということで、以下のページを加えましたので、ぜひご参照ください。

 

http://www.nytoyou.com/#!nys-license-requirement-/cwjy

 

http://www.nytoyou.com/#!nys-license-process/c168w

 

 

 

 

 

 

 

 

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私のニューヨーク物語

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